はしばらく窓枠に寄りかかり、どんどん遠ざかっていくキングズ・クロス駅のプラットホームを眺めていた。
汽車がカーブを曲がり、完全に駅が見えなくなったとき隣でハーマイオニ―とロンの声が聞こえてきた。
「やっぱり、シリウスは一緒に来るべきじゃなかったわ。あんなに目立つようなことしちゃって・・・。」
ハーマイオニ―が心配そうな声で言った。
「おい、気軽にいこうぜ。」
ロンが言った。
「もう何ヶ月もあの屋敷に一人ぼっちで缶詰状態だったんだぜ。かわいそうに」
「さ〜てと、四人とも。俺たちリーと仕事の話があるんだ。またあとで会おうな。」
一緒に乗り込んできたフレッド&ジョージがパチンと指を打ち鳴らし、ロン、ハーマイオニ―、
、ハリーの脇をカートを押しながら
通過していった。
「それじゃぁ、コンパートメントを探そうか?」
双子がいなくなった後、ハリーがいつものように言った。
「あ、ゴメン。僕らは―監督生だから―別の車両に行くことになってるんだ。」
ロンが言いにくそうに言った。
「あーでもっ、ずっとそこにいなくてもいいのよ。」
ハーマイオニ―がハリー、
の顔を見比べながら急いで付け加えた。
「男女それぞれの首席の生徒から指示を受けて、時々車内の通路を巡回すればいいんだって」
「ええ。わかったわ。じゃあ。」
が頷き、片手をひらひらと振った。
「それじゃ―またあとでね」
ハリーが言った。
「二人とも、必ず後で行くからね。」
ロンとハーマイオニ―が少し、二人の表情が曇ったのを察して、心配そうに呼びかけた。
「ああ(ええ)、わかってるよ(わかってるわ)」
ハリー、
はそう言ってにっこりした。
「あれ?そういえばジニ―はどこへ行ったんだろう?」
がさっきまで自分の横にいた赤毛が消えたことに気づいた。
「
、ハリー。こっちよ!席取っといたわ!」
コンパートメントのつなぎ目のドアのところでジニ―が叫んでいた。
「流石。気が利くわね。ハリー。行きましょう。」
はにっこりと笑うとカートを引っ張ってジニ―のもとへ行った。
彼も後から追いかけてきた。
「ここよ」
ジニ―が最後尾のコンパ―トメントのドアを開けた。
「えっ、でも誰かいるよ。」
ハリーが扉の向こうに砂色の髪を発見して言った。
「何言ってるの?ここが空いてるじゃない?ルーナ・ラブグッド一人だけよー」
ジニ―が元気よく言った。
「お邪魔じゃないかしらん?」
が小声でボソッと言った。
「ほら、
、ハリー。いいから入って、入って!」
「ああっ、ちょっとぉ!」
ジニ―は彼女の声を見事に無視し、背中をぐいぐいと押してハリーと共にコンパートメントの中へ押し込んだ。
「こんにちは、ルーナ。ここ座ってもいい?」
の隣からひょっこりと顔をのぞかせたジニ―が挨拶した。
窓際に座って逆さまに雑誌を読んでいた女の子が、顔を上げた。
砂色の髪が腰まで伸びており、色の薄いまばらな黄金色の眉毛が飛び出し気味の大きな目を覆っている。
容貌からはお世辞にも器量がいいとはいえず、その上、女の子には、あきらかに変人のオーラが漂っていた。
まあ、バター・ビールのコルク栓をつなぎ合わせたネックレスを掛けて、杖を左耳にはさんでいるせいかもしれないが・・・。
女の子は雑誌をひざの上におくと、ハリー、
をじろっと見て、頷いた。
「ありがと」
ジニ―が礼を言った。
二人は荷物棚に荷物を上げ、ふうっと同時に座席に座り込んだ。
ルーナという女の子はまばたきもせずに二人を見つめている。
ハリーは差し向かいに座ったことを後悔し、じっと自分のつま先を見つめているし、
はどうしていいかわからずに、ただ、にこにこと
顔全体に意味のない笑いを浮かべた。
「ルーナ、いい休みだった?」
ジニ―が聞いた。
「うん、とーっても楽しかったよ」
二人から目を離さずに、ルーナがぼんやりと答えた。
「あんた達、ハリー・ポッターと
・ハ―カーだね?」
しばらく間をおいて、突然ルーナが口を開いた。
「ああ、そうだけど・・・」
ハリーが気まずそうに答えた。
「ええ、そうよ!どうぞよろしく。ルーナ!」
次の瞬間、
が座っていた席から立ち上がり、茶色の綺麗な瞳を輝かせて嬉しそうに片手をサッとルーナに差し出した。
「こっちこそよろしく
。あんたって噂どおり―笑顔が可愛いね。」
ルーナは雑誌を横においてクスッと笑うと、彼女の手を握り締めた。
ハリーはたまげたという顔で、
を見つめていた。
明らかに変人のオーラが漂っている子とこんなに嬉しそうに仲良くなるなんて―――。
ちょうどその時、コンパートメントのドアが開いた。
「あら・・・こんにちは・・・ハリー・・・」
緊張した声がした。レイブンクロー・クディッチシーカーのチョウ・チャンが戸口に立ち、ハリーに笑いかけていた。
ハリーが顔を上げた。「ん?」
ちょうどルーナが床に落とした雑誌を拾い上げようと腰をかがめていた
が新たに現れた声の主に気づき、立ち上がった。
「あっ!チョウ!チョウじゃないの!」
が顔を上げると、かすかにチョウの顔が曇った。
「どうしたの?もしかして、座る席がないの?」
彼女はそういうと、チョウに笑いかけた。
「あ――」
チョウが
、それからハリーの顔を見て一瞬口篭もった。
「そうじゃないの。あの――挨拶しようと思っただけ・・・じゃ、またね。」
顔をほんのりと染めて、チョウは何故か残念そうに出て行った。
「どうしたんだろ?何かチョウの様子変じゃなかった?」
が戸口に目をやりながら、首をかしげてハリーに聞いた。
「そうだな・・何か顔が赤かったけど・・」
ハリーはたいして気にもせずに答えた。
チョウとはクィディッチのレイブンクロー戦と、クリスマス・ダンスパーティ、それからセドリックが亡くなって学年末の
追悼の席で顔を合わせただけで、特に、彼には追悼の席で彼女がロザリオをこすり合わせ、涙に濡れた睫毛でダンス・パートナーだったセドリック・ディゴリ―の
為に祈りを捧げていた姿が記憶に残っていた。
それから一時間後――
ロン、ハーマイオニ―がカートを押してやっとこさハリー達のいるコンパートメントに現れた。
「腹へって死にそうだよ。お〜い、二人とも何か食べるもんない?」
ロンはカートを荷物棚に置くと、ドサッとハリー、
の隣に座り込んだ。
「ああ
。ありがとさん。おお、美味そうだっ!」
彼は彼女がバスケットを空けて渡してくれた大きなサブマリン・サンドイッチの包み紙を剥ぎ取って、かぶりつき始めた。
「それで、どうだった?もちろん他の寮にも監督生がいるんでしょ?」
ハーマイオニ―にサンドイッチを渡しながら、
は聞いた。
「ああ、もう最悪〜聞いてくれる?」
ハーマイオニ―はこの上ない不機嫌な顔でしゃべり始めた。
「しょっぱなから一番会いたくない奴に会ったの。誰だと思う?」
「それ、マルフォイだろ?」
ハリーが横から即座に答えた。
「ご名答」
ロンが残りのサブマリン・サンドイッチを口に押し込み、もうひとつ
から受け取りながら苦々しげに言った。
「それにあのクレージーな牝牛のパーキンソンよ。」
ハーマイオニ―が思いっきり皮肉って言った。
「パーキンソンって?ああ!パンジーね。マルフォイといいコンビだわ。最高」
は肩をすくめ、せせら笑った。
「ところで、ハッフルパフとレイブンクローは誰?あ、
。僕にも一個くれる?」
車内販売で買ったカボチャパイを横に置きながら、彼は彼女のバスケットに手を伸ばした。
「ハッフルパフはアーニ―・マクミランとハンナ・アボット。レイブンクローはアンソニー・ゴールドスタイン、パドマ・パチルよ。」
ハーマイオニ―が言った。
「あんた、そういえばクリスマス・ダンスパーティにパドマ・パチルと行ったね?」
突然、窓際の席に座って雑誌をむさぼり読んでいたルーナが口を利いた。
みんな一斉にルーナを見た。
「ああ、そうだけど」
ロンがゴクリとサブマリン・サンドイッチの塊を喉に送り、驚いた顔で言った。
「あの子、あんまり楽しくなかったって言ってたよ。でもぉ、あたしだったら気にしなかったね。だって、ダンスはあんまり好きじゃないもン。」
ルーナが雑誌の陰から顔を出し言った。
ロンや他の三人がぼーっと再び、雑誌の陰に引っ込んだ彼女を見つめているのに気づいた
は慌てて、ルーナを
三人に紹介してやった。
「こちら、ルーナ・ラブグッドよ。レイブンクローの四年生。ジニ―と同学年なの。」
はジニ―の方を見て、にっこりと微笑み、ルーナのほうに視線を戻した。
「ルーナ。ロンとハーマイオニ―よ。私の友達なの。よろしく。」
彼女は嬉々として二人を紹介した。
ロン、ハーマイオニ―はルーナのオーラにびっくりしながらも、「よろしく」と挨拶した。
ルーナは「どうも。こんちは」と二人を見上げて言った後、また再び雑誌の陰に引っ込んだ。
数分後、ルーナと
はすっかり打ち解けて雑誌のことや、その他多様な事をべらべらとくっちゃべっていた。
「この雑誌、今までみたどの雑誌よりもすんごく面白いわ〜」
「この古代ルーン文字はなかなか面白いよぉ。雑誌を逆さまにしてみりゃ読めるから。」
「あ、ちょっと待って!
。その前のページ。あっ、そこそこ。」
が古代ルーン文字のページをめくろうとしたとき、ハリーがシリウスと書かれた見出しに目がいき、慌ててストップをかけた。
「シリウス―ブラックは本当に黒なのか?大量殺人鬼?それとも歌う恋人?」
ハリーは驚いて小見出しを数回読み返した。
「えっ、これほんとなの?」
彼の声に
や他の皆も気づいて、慌てて熱心に記事をのぞきこんだ。
その記事には―実はシリウス・ブラックは仮名で、本当はある人気シンガー・グループのボーカルのスタビィ・ボードマンであの殺人事件が起きた日、現場にはいなかった。
彼はその時、リトル・ノートンのドリス・パーキスと共にレストランでディナーを楽しんでいたと書かれていた。
信じられない――。
とハリーは思わず顔を見合わせた。
この雑誌はよくパロディを載せるのかもしれない。二人はそう思わざるを得なかった。
「マジかな?なあ、シリウスがバンドのボーカルだったなんて?」
ロンが口をぽっかり開けた。
「そんなわけないわ。」
雑誌を逆さまにして古代ルーン文字を懸命に解読しようとしている
を横目で見やりながら
ハーマイオニ―が辛らつに言った。
「その雑誌はクズよ。皆言ってるもの。」
「あら」
ルーナの声が急に冷たくなった。
「ザ・クィブラーはうちのパパが編集してるんだけど」
ルーナはそういうと
から雑誌をひったくった。
「あー―そうーーあのーーでもちょっと面白いものもあるわね。」
ハーマイオニ―が急に突きつけられた事実にひどく戸惑い、言葉を探すのに苦労していた。
「いいえ〜今更弁解してくれなくてもけっこうです」
ルーナはちょっと怒ったようだった。
彼女は
シシ―
から取り上げた雑誌をぱらぱらとめくって、古代ルーン文字の書かれている個所を探し始めた。
「ああ、分かったわ!」
彼女の持っている「ザ・クィブラ―」を一緒に覗き込みながら
が叫んだ。
「何が?」
ハリーが聞いた。
「敵の耳を金柑に変えてしまう呪文がよ!」
がこの上ない最高の笑顔で言った。
やがて数十分後、ハリーたちはホグワーツ城内にいた。
レイブンクローのテーブルのところで車中、すっかり親しくなった
とルーナが別れを告げた。
ジニ―は同学年の友に呼びかけられ、ハリー達と離れていった。
「あれ?ハグリッドがいないわ。」
四人がちょうどテーブルに納まったとき、いつものように教職員席を眺めていたハーマイオニ―が言った。
「え?そんな馬鹿なぁ。」
ハリー、ロン、
は冗談だろうと思って教職員席を隅から隅まで眺め回した。
「ほんとにいないわ。どうしたんだろう?」
「まさか辞めたとか?」
「そんなこと絶対にないだろう!」
「じゃあ何よ?」
「たぶん――」
ハリーが他の生徒に聞こえないよう声を潜めて言った。
「まだ戻ってきてないんだよ。ほら――騎士団の任務から――この夏中やっていただろ?」
「そうか、うん、そうだな・・。」
ロンが納得したように言ったが、他の二人は不吉な予感がしており、急に黙ってしまった。
「ねえ、ちょっと!」
ハーマイオニ―が
の腕を引っ張った。
「何?」
「あの女の人、誰?ほら、ダンブルドアの隣にいる人」
彼女が教職員テーブルを指差して言った。
ハーマイオニ―の声で他の二人も視線を追った。
その女は中年のおばさんという感じで、ずんぐりした体形、パーマをかけた薄茶色の短い髪にけばけばしいピンクのヘアバンドをつけ、
それに合うふんわりしたピンクのカーディガンを羽織っていた。
顔は青白いがまがえるのようで、弛んだ目元、口元、飛び出した両目・・・。
こんな悪趣味な醜女にお目にかかるのは初めてだ・・と
はテーブルに頬杖をつきながらその女を仔細に観察していた。
「あいつーー僕の尋問に来てた奴だ!」
ハリーがうめいた。
「誰?」
が頬杖をつくのを止め、彼のほうに向き直った。
「アンブリッジって女だよ。ファッジの下で働いてるんだ。」
ハリーは彼女に顔を近づけ、教えてやった。
「カーディガンがいいじゃん。」
ロンがにやにやしながら言った。
「ねえ、あのアンブリッジって人、ファッジの下で働いてるんでしょ?じゃあ、なぜここにいるの?」
ハーマイオニ―が横からハリーに聞いてきた。
「さあ・・知らないな」
ハリーはそこで教職員席に職員全員が埋まり、ハグリッドが座るはずの席に代用教員の先生が着いたのを嫌でも確認せざるをえなかった。
それからいつも通り、新入生歓迎式典、ダンブルドアの登場で新学期の宴の前の挨拶の後、大テーブルに魔法のご馳走が山のように盛られた。
、ハーマイオニ―、ハリー、ロンは今年もまたここに戻ってこれたという嬉しい気持ちで目の前のご馳走に次々と手を伸ばした。
ローストビーフにヨークシャー・プディング、それからコーンブレッド、ロールパンにバターの溶けかかったグリッツ、グレービのかかったハム
デザートはチョコレートをかけたパウンド・ケーキやブラマンジェ、キャラメルパイにラズベリー・タルト・・・。
それら食べきれないほどの料理を生徒たちがゆーっくりと時間をかけて味わった後、テーブルのご馳走はすべて綺麗に消された。
ダンブルドアが満足げに立ち上がり、新学期のお知らせを告げ始めた。
「さて、今年は先生が二人替わられた。グラブリー・ブランク先生。魔法生物飼育学の担当じゃ。都合によりハグリッド先生の代理を
勤めてくださる。さらにご紹介しよう。アンブリッジ先生。「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師じゃ」
礼儀に外れない程度の拍手がパラパラと起こり、ハーマイオニ―、ロン、
、ハリーは少々慌て気味に顔を見合わせた。
ハグリッドは、今学期戻らないのだ――――。
「え〜クィディッチ代表選抜の日は――」
ダンブルドアが次のお知らせを告げようとした時、「エヘン、エヘン」
いかにもわざとらしい咳払いが上がった。
アンブリッジが椅子から立ち上がり、「一言よろしいかしら?」といいたげにダンブルドアの顔を見た。
ダンブルドアは一瞬呆気にとられた様子だったが、すぐ腰をかけ、「どうぞ」と手でジェスチャーした。
「校長先生―歓迎のお言葉恐れ入りますわ。」
アンブリッジが作り笑いをした。
「さて、ホグワーツに戻って来れて本当に嬉しいですわ。そして、皆さんの幸せそうなお可愛い顔が見られてとても素敵ですわ!」
甘ったるい、馬鹿のひとつ覚えのような声でアンブリッジはにやにやと歯を剥き出して言った。
周囲の生徒の愕然とした顔。それを無視してさらにこの女は喋りつづけた。
「皆さんとお知りあいになれるのをとても楽しみにしてますわ!きっと良いお友達になれますわよ!」
この女、阿呆か?という感じでみんな顔を見合わせた。
あからさまに爆笑している生徒もいた。
アンブリッジはまた咳払いをし、話し続けた。
「魔法省は――」
「エヘン、エヘン」
「ホグワーツの歴代校長は―――」
「エヘン、エヘン」
もうすでにみんな聞いてはいなかった。
ダンブルドアが話す時、常にしんとしている大広間や今や大々的に崩壊し、生徒たちは好き勝手にいろんなことを喋り捲っていた。
レイブンクローのテーブルではチョウ・チャンが盛んにクラスメートととくっちゃべっていた。
ルーナはまた「ザ・クィブラ―」を取り出していたし、
はというとそれぞれ両端に座った崇拝者のフレッド&ジョージが次々とやってみせる
「マッド・キング(いかれた王)」の物まねに腹をかかえて笑っていた。
ハーマイオニ―とハッフルパフのアーニー・マクミランだけが、まだアンブリッジを見つめている数少ないニ人だった。
だが、二人とも目に生気がなかった。
ロンはご馳走をたらふく詰め込んだせいで目がうつらうつらしていた。
ようやく長い長いアンブリッジの演説が終わると、生徒たちは待ちきれないように椅子から立ち上がり大広間の出口になだれこんだ。
「あ〜今までで最高の糞面白くない演説だったな〜」
ロンが大あくびをしながら言った。
「ほんとほんと、フレッド&ジョージの物まねがなかったら私、寝てたわよ。まあ、二人の物まねの面白いことったら・・」
がクスクスと笑いながら言った。
「とても啓発的な演説だったわ。」
ハーマイオニ―が腕組みしながら言った。
「え?啓発的ってどういう意味だい?」
ハリーが聞いた。
「たとえば、あの話に隠されていた「進歩のための進歩は奨励されるべきではありません。」、それから「禁ずべきやり方とわかった
ものは何であれ切り捨て」は何を指していると思う?」
まるで暗号解読のようなハーマイオニ―の問いにハリー、ロンはわけがわからず面食らった。
「進歩の奨励されるべきではない、禁ずべきやり方は切り捨てろ。へ〜教育者にしてはずいぶん消極的な考え方ね。」
がのんきに言った。
「わからないの?」
ハーマイオニ―がじれったそうに三人を見て言った。
「魔法省がこれからホグワーツに干渉するのよ」
どうでしょうか?久しぶりに書いたドリームです。ルーナやアンブリッジが出てきましたね〜。次回はアンブリッジの授業です。