■「ドラキュラ」1992年/アメリカ

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監督・製作/ フランシス・フォード・コッポラ
原作/ブラム・ストーカー
音楽:ボイテェフ・キラール
視覚効果/ロマン・コッポラ
衣装デザイン/石岡瑛子
エンディングテーマ/アニー・レノックス
キャスト/ゲイリー・オールドマン/ウィノナ・ライダー /アンソニー・ホプキンズ/キアヌ・リーブズ/モニカ・ベルッチ


【ストーリー】
時は15世紀。ワラキアの王ドラキュラはトルコ軍と死闘の末に勝利するが、
退却するトルコ軍が放った「王の戦死」という矢文を読み、誤報であることを知らないまま

最愛の王妃エリザベータは 投身自殺してしまう。

1897年、トランシルヴァニア地方のある城にやって来た青年弁護士ジョナサン。彼は城主ドラキュラ伯爵に命を狙われ、九死に一生を 得る。

そしてロンドンでは、ドラキュラがジョナサンの婚約者でエリザベータの
生き写しであるミナを我がものにしようと画策していた。

ドラキュラの深い愛に 揺れるミナ。だがやがて、吸血鬼狩りが組織され、ドラキュラは追い詰められていく…。


【コメント】

最近のやたら派手で軽いドラキュラ映画と比較して、原作に忠実なゴシックホラー
なこの作品は今でもよく観る映画の一つ

コッポラ監督は8歳の時にブラム・ストーカーの原作を読んで感銘を受け、
この映画を絶対に作ろうと思ったらしいです。

そして、この映画撮影途中でウィノナとゲイリーの仲が険悪になったらしいですが
それを感じさせないほどお二人の息はぴったりでした。

建物、衣装、アクセサリー(王冠、宝玉、ネックレス、イヤリングなどなど)がどれをとっても息を呑むほど綺麗で
ロンドン、ルーマニアの雰囲気を忠実に再現しています。

ウィノナのエリザベータ/ミナの二人一役の演技も見所です。

ほんとに別人みたいですよ!

さて、素晴らしいのはウィノナだけでなく、ハリポタ映画のシリウス・ブラック役で有名なゲイリーの
演技です。

憂愁を帯びた青い目で表現するミナ/エリザベータへの切ない恋心、
それに答えるかのようにミナの中に宿るエリザベータの魂。

最後の悲しい結末に至るまで、涙が止まらなくなります・・。

でも、何の罪もないのに殺されたルーシーかわいそーだな〜と思ったり、
ヘルシング博士、ジョナサン、最後までやたら憎かった・・・。

歪んだ愛?純愛?不滅的愛?どうとるかは観た人次第ですね・・。

寒い冬に観るとなお、この作品を堪能できるかもしれません。



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