「やばいよ、マルフォイに見られた。」

 ハリーがうめいた。

 四人は小屋をすぐに出て玄関ホールに向かった。

 「マルフォイの奴、ドラゴンのこといいつけるかしら??」 が心配そうに言った。

 「ハグリッドが可愛そう。」ハーマイオニ―が同調するように言った。

 「うわあ、マジやばいよ。」ロンがなんとも情けない顔をして隣の のローブを握った。

 何と間の悪いことに、マグゴナガル教授が近くの教室から蝋燭を手に出てきた。

 そのすぐ脇にはニンマリとほくそえんだマルフォイの姿があった。

 「一晩に五人もベッドを抜け出すなんて!!こんなことは前代未聞です!!ミス・ 、グレンジャー、あなた方はもう少し賢いと思って

 ました。ポッター、ウィ―ズリ―、グリフィンドールはあなたにとってもっと価値のあるものではなかったのですか?五人共処罰です!!」

 「先生?今五人といいましたよね?」

 マルフォイが怪訝そうにマグゴナガルに尋ねた。

 「ええ、そうですよ。」

 「僕は入っていませんよね?」

 「もちろんあなたもです。どんな理由があれ夜に学校を歩き回る権利などありません!」

 「そんな・・」マルフォイはショックで青ざめた。

 いい気味だとハリー達は思った。

 「グリフィンドール50点、スリザリン50点減点です!」

 「グリフィンドール一人50点です。こんななげかわしいことはありません!」マグゴナガルの特大の雷が落ちた。

 「50?そんな一人50なんて!!」四人は憤慨して叫んだ。

 「お黙りなさい!ひどいかひどくないかは私が決めます!!処罰は今夜行います!」

 マグゴナルの声が教室中にこだました。

 「 、まさか君がいるなんて思わなかったんだ・・」

 ハリー達と一緒に出て行く彼女をドラコは慌てて呼び止めた。

 「いいわけなんか聞きたくない、あんたなんか大嫌いよ!!」

はくるっと振り返ると目を潤ませてドラコに特大の雷を落とした。

 ドラコはその場で石化した。その後五人は禁じられた森にハグリッドと行き、処罰を受けた。




 翌日、さわやかなコバルトブルーの空をよそに四人の心は沈んだ。

  は放心状態でハーマイオニ―が喋りかけても反応しない。

「グリフィンドールの諸君、こんな晴天の日は室内にいるもんじゃない。」廊下で立ち往生している四人にスネイプが目ざとく言った。

「僕たちは・・」

ハリーがむっとして口を開きかけた

「おや、 。どうしたのかね。」さっきから宙をみつめて動かない の顔をスネイプが覗き込んだ。

「ちょっと気分が悪いんです」ハーマイオニ―が前にでてスネイプの視界にが映らないようにした。

チッと舌打ちするとスネイプは「何か企んでるようだが、グリフィンドールはこれ以上減点される余裕はないのでは。」と言い、立ち去った。

さらに悪いことにハグリッドのドラゴンは、ダンブルドアによってルーマニアに送られてしまった。




「ハグリッド、ルーマニアにはノーバードの仲間が一杯いるわ。私ルーマニアに住んでたことがあるから。そこで沢山みたの。」

「だけんど、もしいじめられたらどうする?ノーバードはまだちっちゃな赤ん坊なんだぞ。」

ようやく放心状態から抜けきった が大粒の涙にくれているハグリッドを慰めた。

「ねえ、ハグリッドあのドラゴンってどうやって手に入れたの?」ハリーが聞いた。

「村のパブでな。顔はみえんかったがフードを被った男とトランプで賭けをしてもらった。そいつは俺がフラッフィ―のことを話すとえらく

 興味をもってな。なあに三頭犬なんてホグワーツに何匹もいねえしな。めずらしかったんだろう。だから俺はいうてやった。フラッフイ―なんか

 なだめ方さえしってりゃ簡単だって。ちょいと音楽を聞かせればすぐねんねしてしまうって。オーイ!何処へ行くんだ??」

その言葉を言い終わるか言い終わらない内に、四人は血相を変えて玄関ホールに走った。


 「おかしい!絶対におかしいぜ!魔法界で飼育が禁止されているドラゴンの卵をポケットに入れて

 そいつがハグリッドの前にのこのこ現れたなんて!」

 ロンが叫んだ。

 「それはスネイプか例のあの人だったんじゃない?」

 ハーマイオニ―ももっともな意見を述べた。


 「とにかくダンブルドア先生に会いに行こう!」

 ハリーが言った。


 「ハグリッドったら、あの犬のなだめ方を怪しい奴に教えちゃうなんて!」 が叫んだ。


ところが、ダンブルドアは魔法省の用事でロンドンに行ってしまったとマグゴナガル先生に知らされた。

 「ちくしょう!どうすりゃいいんだ。この肝心なときにいないなんて!」

 ロンがうめいた。

 「皆、聞いてくれ。」ハリーは三人を手招きし小声で言った。

 「僕は今夜ここを抜け出す。石をなんとか先に手に入れる。」

 「ばかはよせ!」

 「退校になるわ。」

 「私も一緒に行くわ!」

 「 !?」

 ロン、ハーマイオニ―の反論を余所に彼女だけがハリーの意見を支持した。

 「私の両親はヴォルデモートに殺されたわ。昨日の処罰で禁じられた森に行った時あいつがいた。ユニコーンの血でかろうじて

  生き長らえていた。あいつがもし復活したら・・」

 「あいつが復活したらこの学校はどうなる?退校されようにもこの学校がなくなるんだ。それでも君らはいいのか!」

  の言葉を遮ってハリーが叫んだ。

 「そのとおりだわ」ハーマイオニ―がゆっくりと言った。

 「僕らも行くぜ、な、ハーマイオニ―。」ロンがウィンクした。

 「ありがとう。だけど僕の透明マントに全員は入れるかな?」ハリーが困ったように言った。

 「私が猫に変身してだれかが抱えてくれればいいわ。そうすれば三人よ。」 がてきぱきと言った。

 「決まりね!」ハーマイオニ―が言った。

 「幸運を祈る!」四人はお互いに手を叩き合った。 



その日の夕食後、計画実行だ。グリフィンドールの談話室から人影が完全にいなくなった。が、

誰もいないはずの部屋の、肘掛け椅子の影からネビルが現れた。

「ねえ、ネビルそろそろ寝たら?」ハーマイオニ―がやさしく言った。

「外にでてはいけないよ。もし見つかったらグリフィンドールは大変なことになる」

ネビルはおずおずとだが、きっぱりと警告した。

「君には分からないことだけど、これは、とっても重要なことなんだ」

ハリーが言った。

「行かせるもんか!僕、君たちと戦う!やれるもんならやってみろ!かかってこい!」

ネビルは拳を振り回した。

「なんとかしてくれ」ロンが弱り果ててハーマイオニ―にすがりついた。

「ペトリフィカス トタルス」ハーマイオニ―の振った杖がネビルに命中し彼の体は固くなりその場にバターンと倒れた。

「ごめん、ネビル」四人は気の毒な彼をよけて寮を後にした。






ハーマイオニ―が四階の三頭犬の部屋のドアを魔法で開けた。

パッと四人が透明マントを脱ぐと3頭犬がいびきをかいて寝ていた。側には魔法のハープが置いてあった。

「足をどかそう」

ハリーの掛け声で三人は三頭犬の足を横にずらしその下にある仕掛け扉を開けた。

「飛べ!」ハリーを先頭に三人は次々と仕掛け扉の中に落ちていった。

奇妙な音を立ててハリー達はツル科の植物の上に軟着陸した。

するとこれ幸いと植物がいっせいにハリー達に巻きついてきた。

四人の足、うではあっという間に植物にからめとられてしまった。

「動かないで!じっとして!動いたらその分だけ死が早く訪れるわ!!」

ハーマイオニ―がうめいた。

「ハーマイオニ―!!」

彼女の頭はたちまち、植物におおわれてさらに下へひきずりこまれてしまった。

「ハリー、!!」

ロンが叫んだ。やがて二人の頭もみえなくなってしまった。

ハリーとがハーマイオニ―の足元に落ちてきた。

「大丈夫?」「ああ、なんとかね」

ハーマイオニ―がハリーとを助け起こした。

上の階からロンの大絶叫が降ってきた。

「ロンはじっとしてなかったの?」

ハーマイオニ―が責めるように詰問した。

「みたいだ(ね)」ハリー、は困ったように呟いた。

「なんとかしなきゃ!」

ハリー、は心底焦った。

「これは悪魔の罠よ!苦手なものは確か・・」

ハーマイオニ―は必死で記憶を手繰り寄せていた。

「光よ!ルーモス!」

それから何か思い出した彼女は、上の階めがけて杖を振った。

すると上の階に閃光が走り、続いてロンが落ちてきた。

「ハーマイオニ―、君が薬草学が得意でよかったよ!」

ハリーに助け起こされながらロンが礼を言った。

「じっとしてっていったじゃない」

ハーマイオニ―は怒ったように言った。

その後四人は鍵の飛ぶ部屋を突破し最後の難関巨大チェス盤の上にいた。

「向こうに行くにはチェスをしなけりゃならないんだ。よし、ハーマイオニ―君はルーク、ハリーはビショップ、はそっちのもう一つのナイト

 になってくれ。僕はナイトだ。Aの駒、Fへ」

それからロンは次々と駒を動かした。

「Bの駒、Eへ!」のナイトが動かされた。

「Dの駒、Bへ!」ハリー、ハーマイオニ―の駒も動かされた。

「詰めが近いぞ!ちょっと待てよウーン・・やっぱりこれしか手はない!僕が取られるしか・・」

ロンはしばらく考えていたがまずそうにうめいた。

「そんなことダメよ、危険すぎるわ!」

ハーマイオニーが金切り声をあげて反対した。

「ハーマイオニ―、これしかないんだ!ハリー、、次でクイーンが僕を取る!ハリー、君がキングにチェックメイトをかけろ!」

ロンは彼女をたしなめるとすぐに前に進み、静かに待った。

すかさず白のクィーンがロンに飛び掛り、彼はクィーンに叩き落とされ床に倒れた。

「ロンッ!」

ハーマイオニ―とが動こうとした。

「動くな!!まだゲームは続いてる!!チェックメイト!」

冷静なハリーが二人の女の子たちを制止した。

とうとうキングが王冠を投げ、向こうに最後の扉が見えた。

ハーマイオニーは真っ先にノックアウトされたロンに駆け寄った。

「ハーマイオニ−、君はまっすぐフクロウ小屋に言ってヘドヴィクをダンブルドアに送ってくれ!彼が必要なんだ。

僕一人では無理があるはずだ!」

ハリーはてきぱきと彼女に言った。

はどうするの??」ハーマイオニ−がハリーに尋ねた。

「君は止めたって僕といくだろう?」ハリーが困った顔で言った。

「ごめんなさい、二人共」 が申し訳なさそうに頭を下げた。

「僕らは幸運だった。 はトロールに殺されかけた。僕は箒から叩き落とされそうになった。そうだろう?」

ハリーは額の傷を指差した。

「だから二度目も幸運かもしれない」

ハーマイオニ−は唇を震わせ二人 に抱きついた。

「あなた達二人は最高のバカよ!みずから危険の中に飛び込んで行くなんて!!私なんて!本がなによ!頭がいいなんてなによ!もっと

 大切なものがあるのよ。友情や勇気とか・・ああ、二人共お願い、気をつけてね!!」

「僕、君にかなわないよ」

ハリーはドギマギしながらハーマイオニ−に言った。

「ありがとう、ハーマイオニ−、ハリー。必ず戻るわ!」 は涙ぐんだ。

「行くよ、 。」ハリーが手を差し出した。

「覚悟はできてるわ」彼女は決然としてハリーの手を握った。



今、二人は最後の部屋を通り抜け暗い階段を下りていた。

「怖い?」ハリーが の手を握り締めながら尋ねた。

「ちょっとね」 は少し身震いしていた。

とうとう大きな広間にでた。中央にみぞの鏡が据えられているのが分った。

「クィレル先生!」 は驚愕して叫んだ。鏡の前に彼は立っていた。

「なんであなたが!?」ハリーも叫んだ。

「私だ」「ポッター、それに 君にまで会えるとはな。」クィレルの声はみょうに落ち着いてた。

「僕はスネイプだとばかり・・」

「セブルスか?そう、まさにセブルスはそんなタイプに見える。スネイプの側にいれば、誰だって、か、か、かわいそうな、ど、どもりのクィレル

 先生を疑いやしないだろう。」クィレルはせせら笑っている。



それからクィレルは冷たい声でクィディッチ試合の時ハリーを殺そうとしたこと、トロールを女子トイレにけしかけ を殺そうとしたこと

スネイプがハリーを救おうとしたこと、スネイプはハリーの父親と同窓で互いに忌み嫌っていたこと、スネイプは私が に手出しできぬよう

絶えず行動を監視していたことなどを語った。

「スネイプは私を脅そうとした。私にはヴォルデモ−ト卿がついていらっしゃるのに。それでも脅せると思ったのだろうかね?」

クィレルは自嘲気味に言った。

「さて、おしゃべりはここまでだ。この鏡の中に石がある。校長ならこんな仕掛けを思いつくだろうと思った。この鏡はどう使うんだ?

 石はどこに埋まってるんだ?ご主人様助けてください!!」

彼は鏡をのぞきこみながら指示を仰いだ。

「そいつらのどちらかを使え」

別の声が答えを出した。しかもその声はクィレル自身からでてくるようだった。

は恐ろしさのあまりヒッ!と声をあげてハリーに抱きついた。

「わかりました・・ポッターここに来い!」クィレルが叫んだ。

「来るんだ!!」彼はまた怒鳴った。

ハリーは抱きついているをやさしく引き離してから「大丈夫だよ」とささやいて鏡の側に行った。

「どうだ?」「何が見える?」クィレルが待ちきれずに聞いた。

ハリーはよく見た。青白く怯えた自分の姿。鏡の中の自分がポケットに石を落とした。ズシリと彼のポケットが重くなった。

「僕がダンブルドアと握手しているのが見える!グリフィンドールが優勝したんだ!」

ハリーは大声ででまかせを言った。

「嘘をつくな、小僧!!」クィレルが怒鳴った。

少し離れたところで は二人のやりとりを聞いていた。彼女はローブから杖を取り出し、後ろ手にそっと杖を隠した。

「わしがじかに話す・・」「ご主人様、あなたはまだじゅうぶんに力が・・」

「このためになら使う力がある」

クィレルがターバンをほどいた。ハリーと はその場に釘付けになった。

頭が二つ!?クィレルはその場で体をゆっくりと後ろ向きにした。

は悲鳴をあげた。

ハリーは動けなくなった。

クィレルの頭にはもうひとつの顔があった。蝋のように白い顔、ギラギラと血走った目、鼻腔はへびのような裂け目・・・。

「ハリー・ポッター、

「このありさまをみろ・・・。誰かの形をかりて初めて形になれる・・・。 、お前は11年間実にうまく隠れていたなぁ。
 
 ドラキュラの隠れ家か・・あのような危険極まりない場所にお前を ミナ ミナ が隠すとは思わなかった・・・。

 ルーマニアートランシルバニア山脈の奥地*ワラキア公初代ブラド伯爵の幽霊屋敷に・・」

ヴォルデモ−トはくやしそうに言った。




「なんでそれを知ってるの??」 が悲鳴に近い声で叫んだ。

「知っていたとも。お前の両親を殺した後、お前がいないことに気づいた私は11年間死に物狂いでお前を探した。

 その途中、クィレルに出会いこやつの体を借りて旅を続けた。ルーマニアの黒い森で道に迷ったときある吸血鬼にでくわした。この先は通さん

 とそいつがぬかした。そいつは姫の安息を邪魔するものは死の呪いを受けるといった。

 私は不思議に思い、かたっぱしからその地域の住民を脅して

 聞いた。住民は最近廃墟になったはずのワラキア公の城館に誰かが住み着いてると言った。

 何人かの住人は ミナ とお前の姿を見たと証言した。

 私はその噂を信じ、再び黒い森に入った。ようやく屋敷の入り口を見つけたと思えばこしゃくなことに ミナ は

 城全体に俺様では手出しできん強力な魔法をかけた。そのせいで城に入ることは決してできずお前を殺せなかった。」

「さあ、この話は終わりだ。ハリー、石をよこせ!」ヴォルデモ−トがハリーに向き直った。

「嫌だ!!」ハリーが後退りした。

「バカな真似はよせ!!命をそまつにするな!!二人共わしの側につけ!さもないとおまえらはお前らの両親と同じ目にあうぞ・・。

 四人共命乞いをしながら死んでいった・・」

「嘘だ!!」ハリーと が同時に叫んだ。

「私はいつも勇気をたたえる。おまえらの両親は勇敢だった。両親の死をむだにしたくなかったらさあ、石をよこせ!!」

「やるもんか!」ハリーは扉に向かって駆け出した。

「捕まえろ!!」ヴォルデモ−トが叫んだ。

逃げるハリーの後ろからクィレルの体が飛んできた。

「体よ凍れ!!」 は一瞬、恐怖もなにもかも忘れて飛んでいるクィレルの体めがけて杖を向けた。

すごい音がしてクィレルの足が凍り始めた。

「くそっ!小娘め!!」クィレルは足を凍らされてバランスを失い、目の前のハリーの足首をつかんだ。

そのままクィレルはハリーに馬乗りになりハリーの手首をつかみ握り締めている賢者の石をつかもうとした。

「はなせ!はなせ!」クィレルが両手でハリーの首をしめにかかった。

バシッ!!ガリッ!が離れたところから猫に変身して飛び掛り、クィレルの顔をひっかいた。

「このバカ猫が、引っ込んでろ!」クィレルは の尻尾をつかみ遠くに投げ飛ばした。

猫は小さな悲鳴をあげると、頭を床にうちつけそのまま動かなくなった。

「よくもを!!」ハリーは怒りのあまりクィレルの顔をつかんだ。

クィレルが絹を切り裂くような悲鳴をあげた。

彼はハリーの手を離した。顔は真っ赤にやけただれ、皮膚はべろべろに解けていた。

「小僧!!」だが、クィレルはハリーの首をまた閉めようとした。

「くたばれ!」ハリーはまた容赦なくクィレルの顔をつかんだ。

とうとうクィレルの顔は砂のように崩れ落ち、体も崩れて朽ち果てた。

痛む額の傷を押さえながらハリーは身動き一つしない真っ白な猫のもとに駆け寄った。

、目を開けてくれ。僕を助けようとしてこんなことに・・」

ハリーは猫をギュッと抱きしめた。ポタポタとハリーの目から涙がこぼれた。

「目を開けて、 ・・」

額の傷の痛みが急に激しくなりハリーの意識はなくなった。

広間には猫を抱きしめたハリーが取り残された。

ダンブルドアが到着するのはもう少し後である。



*ワラキア公・・・1400年頃、東ヨーロッパのルーマニアにあった小国の支配者。正式名はブラド4世。
         別名ドラキュラ(ブラド)伯爵。
         シシ−の伯母ミナとは数奇な運命のいたずらで時を越えた恋で結ばれるが、最後
         はミナ自身によって首をはねられ殺された。

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